*パソコンでは自動的に演奏が始まります。スマートフォン等で演奏が始まらない場合は、プレイヤー左端の三角をタップしてください。(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo
作詞:なかにし礼、作曲:鶴岡雅義、
唄:鶴岡雅義と東京ロマンチカ
唄:鶴岡雅義と東京ロマンチカ
1 愛しながらも 運命(さだめ)に敗けて |
《蛇足》 昭和44年(1969)3月にシングル発売。
鶴岡雅義と東京ロマンチカとしては、この2年前に発売した『小樽のひとよ』に次ぐ大ヒットで、50万枚以上が売れました。
この年は前年から続く大学紛争が激化し、1月18日には東大・安田講堂を占拠した全共闘系の学生を排除するため、機動隊が導入され、激しい攻防戦が繰り広げられました。
その一方で、人びとは“昭和元禄”と呼ばれる奢侈・安逸を享受していました。同年の『読売年鑑』世相の項に次のような記述があります。
「政・官界は汚職につつまれ、国民は政党に失望し…(中略)…カラーヌードと露骨なセックスを売り物の娯楽、漫画雑誌はぞくぞくと巷に登場し、若い人達の服装は派手になり……」
41年後の現在は、経済低迷で奢侈・安逸を貪れる人は少なくなり、雑誌も売れなくなりましたが、政党への失望感だけは変わっていません。
(二木紘三)