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Channel: 二木紘三のうた物語
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純子

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(C)Arranged by FUTATSUGI Kozo


作詞・作曲:遠藤 実、唄:小林 旭

1 遊び上手なやつに
  だまされていると聞いた
  噂だけだね 純子
  純子 僕は淋しい

2 いつか目ざめた朝は
  そばに可愛くいたね
  ふるえながらも 純子
  純子 愛をくれたね

3 離ればなれでいても
  忘れはしないよ僕は
  負けちゃいけない 純子
  純子 待ってておくれ

4 風は話をつくる
  だから噂はきかない
  信じているのさ 純子
  純子 便りをおくれ

《蛇足》 ウクライナ民謡『小さいグミの木』に寄せられたjunkoさんの一連のコメントを読んでいるうちに、私の鈍麻した感性が刺激されて、青春期の息吹が束の間戻ったかのように感じました。

 片恋だったのか、そうではなく、やむを得ない理由で別れることになったのかはわかりませんが、その思いを数十年間保ち続けたjunkoさん。思い人の消息がわかったのが、たまたま私のブログであったことを嬉しく思います。
 投稿コメントに一通り目を通している私には、彼女のコメントが誰に宛てたものか、なんとなくわかるような気がします。しかし、まったくの勘違いかもしれないので、私の想像の内にとどめておきましょう。

 そういうわけで、ジュンコという名前に興味が湧き、そういうタイトルの歌があったら、mp3にしてみようと思い立ちました。ざっと調べたところでは、長渕剛の『順子昭和55年〈1980〉5月25日発売)と、小林旭の『純子』昭和46年〈1971〉10月25日発売) がありました。

 どちらにしようか迷いましたが、『順子』は、若者特有の性急な求愛の歌で、大人の恋には合わないと思いました。『純子』も、junko的アフェクションとはイメージもシチュエーションも違う演歌ですが、少なくともメロディーにはしっとり感があるので、こちらにしました。

 私に青春期の出来事や感覚を蘇らせてくれるロシア民謡(歌謡)は、『川岸のベンチで』『小さいグミの木』『モスクワ郊外の夕べ』で、ロシア民謡以外ではシャンソンの『ロマンス』、アメリカ民謡の『赤い川の谷』です。

 (二木紘三)


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