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作詞:橋本 淳、作曲:筒美京平、唄:ヴィレッジ・シンガーズ
バラ色の雲と 思い出をだいて |
《蛇足》昭和42年(1967)8月1日に日本コロムビアから発売。レーベルはCBSコロムビア。B面は『輝く星』でした。
非公式チャートですが、オリコンで最高2位につけ、60万枚を売り上げるヒットとなりました。
ヴィレッジ・シンガーズは、昭和42年(1967)前半から2年間ほど、若者たちを熱狂させた、いわゆるGS(グループ・サウンズ)の1つ。
このころ、長髪やエレキギターは不良の印ということで、大人社会からの風当たりが強く、GSのコンサートに行くことを禁止する中学校や高校が数多くありました。
そのなかにあって、ヴィレッジ・シンガーズや、その先輩格のジャッキー吉川とブルー・コメッツは、短髪にスーツ・ネクタイ姿で演奏したため、大人たちの受けは比較的よかったようです。
この曲の出だし、前年に発売されて大ヒットとなった西郷輝彦の『星のフラメンコ』(作詞・作曲:浜口庫之助)に似ているような気がします。メロディの一部が他の曲に似ている例は多く、だからどうということはありませんが。
(二木紘三)